雑草とコスト

駐車場に緑地を作るときれいに見える。しかし、手入れを怠ると途端に雑草天国になってしまう。今度の東京オリンピックは、新スタジアムをはじめとして緑地帯を多くするようだが、それには造るのにも金がかかるしランニングコストはとても高くなる。雑草のうちはまだ見栄えだけの問題だが、樹木が育ってくると根っこでコンクリートが割られるなどの問題がどんどん出てくる。建築家と呼ばれる人が造るものは概ね見栄えを重視しランニングコストが掛かるし、公共建築はなぜかそういうものが選ばれる。そして、そんな人たちの村社会の関連雑誌などで互いに褒め合い賞を与え合い、それぞれの虚栄心を満たすのだろう。しかし、建設されたその後もずっと続くのは重いランニングコストであり、その税金の余分な垂れ流しについて彼らは何も責任を負わない。いずれゴジラが壊してくれるまで。そう、僕は今日シンゴジラを観に行った。