都市河川

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僕が子供の頃、正月三が日は工場が休みになるので大気汚染が治まった4日の朝は東京の空が澄み渡るという話があった。4日朝の東京から見えた富士山の写真を夕刊の一面トップに載せていた新聞もあった。1970年代頃のことだ。その後、技術開発によって工場の煙はだいぶん綺麗になり、夏の光化学スモッグもめっきり減ったし、1月4日朝の空が話題になることはなくなった。同様に都市河川の水も、投げ捨てられたゴミや洗濯由来のあぶくが浮かんでいた1970年代に比べると、下水道の普及と浄化施設整備、更に道徳意識の向上のおかげでだいぶん綺麗になった。
写真は近所の川の様子。春になると左の石に亀が上って甲羅干しをする光景が見られる。ただし、その亀の種類は1970年代の置き土産であるミシシッピアカミミガメ