羽田の駐車場

北海道から帰ってきた。疲れた。
寒いだろう思って冬物を持って行ったが、僕らの到着の翌日から寒さが緩んだ。家では夜になるとストーブを使っていた。そして、僕らが帰る今朝、少し冷え込んだ。音更の家を出たときにはちょうど登校時間と重なった。児童の中にはもうダウンジャケットを着ている子もいた。
羽田までの行き帰りは自家用車を使った。家族4人だとそれが一番安上がりで時間の束縛も無い。前回8月に行ったときには羽田周りの駐車場がどこもいっぱいで予約が取れなかった。行楽シーズンだというだけでなく、羽田に国際線が増えたので駐車場利用者の利用期間が長くなったためだということだ。そのときはバスでいったので待ち時間が長くて疲れた。今回はひと月以上前に予約していたので駐車場を利用できたが、案外混んでいるようだった。羽田空港から近い駐車場は倉庫街のようなところにあり、近所ではごらんのようにコンテナが山積みになっていた。この上にあと2段も積まれていたし、更に右側にも同じぐらい積まれていた。こんな様子を見てスマップが出ていた携帯電話のCMを思い出した。僕がそう言ったら、家族も同じことを考えていた。
空港から飛行機が飛び立つとき、妻の両親はいつも同じ場所で車を停めて飛行機に向かって手を振っていた。今日も同じ場所に車があった。でも、手を振っていたのは1人だけだった。それを見て、あらためて父が亡くなったことを感じた。