オオイヌノフグリ、ハコベ

いつの間にか団地の庭が緑色になっていた。オオイヌノフグリの水色の花、ハコベの白い花が咲いている。他にも、ナズナホトケノザも花を咲かせている。朝夕の通勤の時間帯はまだ寒い日もあるが、昼間はポカポカになる。今日も良い天気だった。妻と二人、車で出かけたが遠くの山が春霞でぼんやりしている。今日は花粉の飛散も少なく、黄砂も無かったようだから、主に水蒸気ということだろう。
霞の中に見える高い峰はまだまだ真っ白に雪を被っているが、そろそろ雪解けも始まっていることだろう。新潟の上越市で進行中の地すべりは、雪解けが原因と思われるということだ。この冬は大雪のニュースをよく見たから、たくさん積もった雪が融け始めると、いつもと違ったことが起こってしまうということなのだろう。
午後からは風が強くなった。車を走らせていたら右のほうから発泡スチロールの蓋が飛んできた。魚屋さんやスーバーで秋刀魚や鯵が入っているあの箱の蓋だ。それが向こう側から走ってきた車の速さとぴったり合って、車のフロントバンパーあたりにぶつかった。車の運転手は気付いていたのかどうかわからないが、車はそのまま走り続け、やがて発泡スチロールの蓋は風圧をかわして車の下へもぐりこんだ。そして僕の車とすれ違った。