お好み焼き

せっかく広島に来たのだからと、昼食は会場近くの繁華街まで行き、お好み焼き屋さんを探した。考えれば当たり前のことだが、店の看板には「お好み焼き」とは書いてあっても「広島風」とは書かれていない。私たちは、お好み焼きというと大阪のそれをなんとなく連想する。だから広島のお好み焼きは広島風という冠をつけて話すことになる。では広島ではどうなのだろう。広島でお好み焼きと言えば広島風なわけだから、大阪のものはきっと区別して大阪風などと言われるのではなかろうか。
御託を並べていても腹は満たされない。一軒目の店は残念ながら満席、二軒目で席に着くことができた。メニューを見たところ「スペシャル」の文字が目立っていたので、私ともう一人は千二百円のそれを注文した。同行したもう一人は六百何十円のレギュラーだった。スペシャルには写真にあるようにエビやイカが載せてあってなかなか美味しかった。一方のレギュラーはそれが無いので殺風景に見えた。ソースは大阪のそれに比べるとだいぶん甘い。お腹がいっぱいになった。