ビール風飲料の朝

この一年、すっかり酒に弱くなった。酒だけじゃない、眼も悪くなった。しかも、酒を飲むと更に眼の焦点があやふやになって、新聞なんか読めやしない。
だいたいビールのL缶1本でイイ気分になる。そうするともう1本飲みたくなる。それで2本飲むと今度はだんだん眠くなる。そしてそのうち寝てしまう。それからは眠りが浅いとみえて何回も起きてしまい、最後は眠れなくなる。そして弱くなったなあと感じるのはそれからで、L缶2本だけでたっぷりと残っているのだ。頭は午前中いっぱいぐらいボーっとしているし、おなかの気分も良くない。若い頃はもっとたくさん飲んでも翌朝はすっきりしていたものなのに。まあ、見方を変えればコストパフォーマンスが上がったといえるのかもしれない。
昨夜は気分が乗り過ぎてL缶を3本も飲んでしまった。余計なお世話だろうが、飲んだ順序は左のキリンから、緑→青→緑の順。今朝は一層早く目覚めてしまい、ボーっとしている。
ところで昨日の緑も青も法律上はビールではない。緑は2本とも「発泡酒」、青は「リキュール」と書かれている。味は大して変わらない。たまに奮発してビールを飲むと、違うもんだなあと思うこともあるけれど、こいつらだけ飲んでる分には気にならない。でも法律上は別物になっている。
そういうものは世の中にいろいろある。たとえばオートバイは排気量が250cc以上だと自動車並みに車検を受けなければならないし、免許証は4段階にも分かれている。僕の愛車は400cc弱だが、車検を受けなければならないし中型以上の免許が必要だ。僕が勤める職場にも似たようなことがある。お客様から見ると皆ほとんど同じに見えるはずだが、正職員からボランティアまで多分9種類の立場の違いがある。
ああ、何を言いたいのかわからなくなってきた。これも昨夜の発泡酒1000ccとリキュール500ccの影響だろう。もっとも僕はビールを1500cc飲んだつもりではあるが。
それにしても弱くなった。