富士山をつかむ

今日は、久しぶりに職場に出勤となった。今年の8月は、前半の海洋道中と今回のお葬式もあって、職場への出勤回数がとても少なかった。
朝の通勤路、北海道へ行っていた間に工事があって道が変わってしまったところがあった。職場も少し変わっていた。子どもたちの夏休みは終わり、展示室は閑散としていた。展示物の故障も増えていた。それにしても今年の夏は展示物がずいぶん壊れた。去年よりも来館者が多かったというから、壊れてしまうものも多くて当たり前かもしれない。

帰り際、富士山が見えていたので写真を撮った。雲の形が、まるで左側から腕が伸びてきて富士山を鷲づかみにしようとしているかのように見えた。北海道へ行く前日、八丈島から来た子どもたちが科学館に来たが、残念ながら富士山を見ることが出来なかった。つかんで持っていって見せてあげたい。

夜のニュースで台風の接近について報じていた。八丈島に高潮が来ているという映像だった。映っていたのはどこの漁港だろう、神湊港だっただろうか、今までと違って画面を凝視して手がかりを探した。
テントで過ごしたBCにも強い風雨が襲っているのだろう。僕らの海洋道中では、漁船のクルージングこそしけで中止になったが、思えば天候に恵まれていた。