間接照明

26日夕方、降り続いていた雨がやみ、晴れた空が見えた。音更川の土手に登ると広々とした風景を見渡せる。広い河原と住宅地に挟まれた高い土手は、歩いていて気持ちが良い。
やがて西の地平線に日が沈んだ。すると、そこにひさしを掛けるような形の雲ができた。太陽はもうすでに地平線の下にあるわけで、そこから雲に光を浴びせている。歩きながら、その雲の様子を気にしていた。周囲はかなり暗くなり、街灯も車も明かりを灯し初めても雲はまだ赤い色を残していた。