チューリップ

春の花というとどうしても桜にいきがちだが、チューリップも忘れてはならない。僕が子供の頃は、春の花といえば桜よりもむしろチューリップだった。今日、この春初めてチューリップの花を見たので写真を撮った。僕が子供の頃に比べると、桜の木はかなり増えているのではないだろうか。そしてそれに比例するようにチューリップが植えられなくなっているように思う。もっとも、僕が生まれ育ったのは千葉で今は山梨にいるから、土地による違いがあるのかもしれない。しかし、テレビでは春になると盛んに桜の花を写すし、それを遡る1月頃から桜の開花時期の話題が多くなるわけで、そんな中でチューリップはほとんど話題にならない。せいぜい富山のチューリップ畑が移った映像を1年に1度見るかどうかというところだ。春の花は桜に収斂するような雰囲気だ。
情報化社会という言葉が言われて久しいが、様々な情報が紙に電波に飛び交う時代になったわけだが、一方で多くの物事が画一化に向かっている気がしてならない。あー、こんな話を書き出すと長くなりそうなのでやめよう。