山の芽吹き

約1年前の写真。御坂山地の上の方で撮った。一緒に行った次女が「怪しい森」と名付けていた。怪しい森の道は谷側へ斜めに傾いて危ないし、所々でつるつる滑る。大きな木が道を塞いで倒れていたり、顔のような模様のある枯れ木が立っていたりもする。
芽吹きの頃の森は曇りの日にはやや肌寒い。雨が降り出すとなお寒くなる。急いで道を戻るが、斜めの道は要注意、薄暗くなって怖さを増した枯れ木の顔にも怯えずに、苔むした倒木を越える時にも滑らないよう、慎重に歩く。来る時には気付かなかった道端のスミレの花を見つけることもある。