大雪2nd-4

写真は2月15日土曜日の朝の様子。雪がたくさん降っている。野球場のモミの木が高山のそれのようだ。雪の粒が多すぎて景色のコントラストが薄い。レースのカーテンを通して見ているようだ。雨であれば土砂降りだったのだろう。朝方には雨に変わっているという予報であったが、この状態で昼まで降り続いた。
大雪の影響は深刻だ。高速道路も国道も鉄道も、どれも県外へ通じていない。県内ではまだ停電している地域があるという。今朝のこと、甲府市防災無線が「除雪の障害になるので極力自家用車での外出は控えてほしい」という放送を流していた。日中の空にはヘリコプターの音がずっと聞こえていた。ガソリンスタンドでは給油量の制限や拒否もあると聞いた。食糧を買いに行くと勇んで出掛けた長女が、これしかなかったと言って買ってきたのは「あんまん」と「チョコまん」だった。スーパーやコンビニからは食品がほとんど無くなったようだ。
それでも今朝、ようやく新聞が配達された。3日分まとめてポストに入っていた。新聞によれば、甲府の公式積雪量は114センチ、死者2人、帰宅困難者数1600人、停電2000軒、中央道のサービスエリアで450台が足止めなどなど、大変な状態だ。ソチオリンピックの羽生選手の金メダルも、葛西選手の銀メダルも、「記録的積雪」「県境途絶 陸の孤島」という見出しの大きさに比べてはるかに小さな扱いだった。
我が家でも灯油を心配し、ストーブを消している。でも、子供二人は学校が休みになったこともあり、少々の寒さは気にせずに楽しそうに過ごしている。