サクラ

桜が開花し始めた。
というのに、今日はなんと雪が舞った。花冷えと言うには早いのだろうか。
職場でキツネの写真展をやっているのだが、それを観たある人が「今の子供たちと大人とではキツネのイメージが違う」と言った。今の子供たちは教科書や童話で「ごんぎつね」や「手袋を買いに(きつねのてぶくろ)」などに触れ、キツネに対しては可愛らしい動物という印象を持っているというのだ。一方、大人世代にはキツネというのは狡猾な動物というイメージがあるという。なるほど子供の頃に見た童話の「ニルスの不思議な旅」ではアッカ隊長やモルテンたちが狙われていたし、アニメの「山ねずみロッキーチャック」ではピーターウサギたちが狙われていた。もっと古くは「九尾の狐」や「狐火」など、妖怪のイメージもあるだろう。ただし、我々世代も「キタキツネ物語」というかなり擬人化された映画を見て、キツネにプラスイメージも持っている世代でもある。