清里で仕事

今日は海洋道中のクラフト材料調達のため、久しぶりに自然の家に行った。暑さがきつくなってきた盆地の底と違って、さわやかな風が吹き抜ける。木々の葉もまだ黄緑色の初々しさがあった。
海洋道中では、参加者、指導者とも木の名札を使うのだが、その材料作りだ。リョウブの木を次々と輪切りにしていく。でも慣れないからうまくいかない。あれこれしているうちに昼になってしまった。
林間学校に来ていた小学生たちが、草の上でお弁当を開いていた。楽しそうだなあ。彼らの林間学校は1泊2日、海洋道中は8泊9日だからだいぶん違う。以前は小学校の林間学校も2泊3日が普通だったというが、今では県内のほとんどの学校が1泊2日だ。教育指導要領の改訂によって余裕が無くなってしまったためだと先生から聞いたことがある。何年か前に「総合的な学習」ってのが始まったし、近頃「英語」が始まった。林間学校や修学旅行はとっても思い出に残るし、大切な体験がいっぱい詰まっていると思うけど、カリキュラムの犠牲になってしまうということか。
午後も作業を続けたが、たった一人で作業をしていると「なんでオレはこんなことやっているんだろう」なんて憂鬱な気分が時々差して来る。夕方になってようやく終わった。バリ取りなどの仕上げは帰ってからの宿題になってしまった。慣れていれば簡単な作業なのかもしれないが、慣れない僕にとってはぐったりとしてしまう作業だった。