甲府の川や用水には、所々に大きな鯉が群がって泳いでいる場所が見られる。今いる場所の付近にも見られるし、前に住んでいた団地の周辺ではあちこちとても多くの場所で見られた。そのまた前に住んでいた東京の多摩川近くの住宅地でもよく見ることが出来た。
僕場合ちょっと不謹慎なのかもしれないが、魚が泳いでいる様子を見ると美味しそうに感じてしまうことがある。牛や豚や鶏を見ても美味しそうだとは思わないのだが、魚の場合にはその気持ちが沸いてくる。鯉もそんな風に見えてしまう魚の一つだ。僕は子供頃から鯉の煮付けが好物だ。鯉こくも美味しい。輪切りにして煮付けられた鯉の、真ん中にある内臓の何だかわからない塊を食べて良い気分だったり、鯉こく汁を吸いながら中の小骨だらけの肉を注意しながら食べるのが好きなのだ。とは言え、近所の川を泳いでいる鯉を捕って食べたりはしない。