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4日前の朝、通勤で職場の駐車場の入り口を入ったら、かなり弱っている桜の木にたくさんの鳩が止まっていた。この光景を見た時に真っ先に思い浮かんだのが、アメリカ映画のヒッチコック監督作品「鳥」だった。少しずつ大きくなる鳥の群れ、それらが人の顔の表情との交互のカット変りで恐怖を増幅させる。そして少しずつ過激になっていく鳥の攻撃の恐ろしさ。サメの恐怖を扱ったジョーズも怖かったけど、サメより鳥の方がずっと身近にいるからより怖さが大きい。「鳥」は、生物のパニック映画という分野の序開的な作品だという。最初に作られたのにこんなにすごいとは、やはり名作だ。
そんな風に想像が広がったハトの群れのやや気持ち悪い景色。曇り空の日だったが、向うには富士山が見えていた。