雪遊びのあと

最初の大雪は2月8日(土)だった。もう一ヶ月も前のことになる。僕はその日、たまたま休みだったこともあり、次女と外で遊ぶことになった。こんなにたくさん降るのは何年ぶりだろうという大雪だった。公園で遊んだが雪質がサラサラ過ぎて雪だるまにならなかった。次女は何度も雪玉を作って転がすのだが、ぼろっと壊れてしまう。雪は遊んでいる間にも見る見る積もって行き、膝丈ほどになった。次女は用も無いのに雪に倒れたがった。わー、と言って倒れごろっと転がると、服や帽子に雪がたくさんくっついてしまう。僕も一度倒れこんでみた。ほとんど痛くない。
たっぷり遊んで家へ戻った。さっき歩いてきた道を戻ったのに全く足跡が消えていた。凄い大雪の記念に、雪がたっぷり載っていたカーブミラーを使って写真を撮った。さすがに遊びつかれた次女が「喉が渇いた」と言ったので、道端の生垣に載っていたサラサラ雪を掴んで食べて見せた。次女も真似をした。普段は水をあげると嫌がってジュースを飲みたがるのに、雪の味は「おいしー」と言っていた。
このときはまだ、翌週にもっと凄い大雪が降るということは予想もしていなかった。