藤棚をもう一つ。これはうちの近所にある割と有名な藤棚。と言っても、同じ市内に2年前まで住んでいたがそのころには知らなかった。今の場所に引っ越いしてから知った。その後どこかでもらった近所のお散歩マップにも載っていた。有名の度合いはだいたいそのぐらいかな。根元はかなりぶっとい。
話は変わって今から20年以上も前のこと。寒い冬の日に炭が必要になり、元同僚のSさんやIさんと買いに出た。田舎だったので店が少なく心配だったのだが、田舎だからこそあるに違いないという考えもあり車を走らせた。すると、街道沿いのガソリンスタンドに「炭あります」的な表示があったのでそこに入ってみた。すると、70歳を超えたようなおじいさんがいて、「何炭がいいんだ？」と聞かれた。僕らは炭に詳しいわけでもないのでおじいさんのその問いかけの意味が解らず、おじさんに意味を聞いてみた。すると、炭には原料になる木によって樫だの楢だの藤だのがあって、火の持ちや値段が違うということを教えてくれた。おじいさんは僕らに用途を聞いたので、暖を取るためだと話すと、最も安い藤炭を勧めてくれた。ただし、僕らが想像していたホームセンターで売っている炭と違って、はるかに大きな袋入りの炭だった。
