千葉や東京に住んでいた頃に「通勤ラッシュ」と聞けば、電車の混雑する様子を即座に思い浮かべた。実際、ニュース映像などでも出てくるのは、電車の扉が閉まらずに駅員さんが乗客の背中を押しているような、そんなものばかりだった。
甲府は、東京圏に比べれば100分の1ぐらいの人口規模しかないのだが通勤ラッシュはしっかり存在する。ただし、甲府でそれを想起させるのは電車の景色ではなく道路の混雑だ。その時間帯には道路が非常に混雑するので困る。
しかし、甲府の道が非常に混雑しているのは朝夕とも1時間程度だ。それを外せば良いのにと思うのだが、そう思いながらも皆それを外していないから混むのだ。そういう中の一人であることが、いわゆる庶民であるということなのだろう。
