グランドの桜

市民グランドのナイター照明に照らされている桜。2枚のネットがあって、だいぶん窮屈そうに見える。これも夜桜の一つと言って良いのだろうか。
とにかく桜はそこら中の公共地に植えられているという感じで、居酒屋のとりあえずビールと同じように、何かというととりあえず植えられたのだろうと想像できる。それが後年あだになって邪魔者扱いになってしまった桜木が、見るも無残に枝打ちされて丸坊主になっているような景色も少なくない。
僕が職場に通う坂道の歩道にはずらっと桜が植えられているのだが、何年か前にかなり極端に枝打ちがされて新聞ネタにもなっていた。でも、僕にとっての問題はその剪定の規模ことでなはい。その道は毎朝何人かのおじいさんが散歩をしているのだが、彼らは歩道を歩かずに車道を堂々と歩いている。きっと、歩道の桜が邪魔なのかと思う。それでカーブを曲がったところでひやっとさせられることがある。まあ、それはこちらで気を付けていれば良いことなのだ。そんなおじいさんたちには毎日お疲れさまと思うが、数年ごとに人が入れ替わっているのは少々気がかりでもある。