川沿いの散歩道(4)

クサフジが卓越している河原に、所々で菜の花が咲いていた。周囲よりも背が高いので目立っていた。流れが直線であまり変わり映えしないこの辺りを歩いていると、やがて旧穴切小学校の横を通る。穴切小は、今では春日小、相生小と統合され、この校舎は小学校としては使われていない。今は別な利用がされているようで、グランドの一部が駐車場として使われている様子が見えた。この写真は若葉の季節だが、廃校になってしまった校庭に咲き誇っている桜の花を見ると、華やかな気分になるはずの満開の桜が、なんとも淋しく映る。穴切小を過ぎると、その先には大きなケヤキの並木がある。この下を通学した子供たちもいたのだろうか。