紫陽花の春

夏を飾る花、紫陽花は、去年の花の残骸を今日までの間残していた。秋、長雨や台風が吹き付けようとも。冬、雪が積もり低温が凍らせようとも。春、強烈な風が吹き付け雹が叩こうとも。後は夏を待つだけのこの時期、そろそろ葉の新芽が出てきていた。去年の花の残骸などういう役に立っているのかさっぱりわからないが、残し続けていることにちょっと意地らしさのようなものを感じる。