湖の忘れ物

以前にも似たような写真を掲載したが、撮影したのは別の日。でも、こういうものは目立つので、もしかしたら同じものを撮影したかもしれない。僕も子供の頃に釣りに行って、針が水中の何かに引っかかってしまい、強く引いたら糸が切れてしまったということがある。これの場合は失敗の結果が水中に隠されてしまうので忘れやすいのだが、この写真のように晒し物になってしまうとそれを見るたびに失敗を思い出してしまう。
失敗というのは早く忘れてしまいたいものだが、失敗のしかた、場所、日時、居合わせた人などによって、忘れたくても忘れられない状況に陥ってしまうこともある。失敗そのものは運が悪いことと言えようが、その状況によって運が悪いながらも運が良かったり悪かったりするということだ。失敗が仕方の無いことならば、せめて運良い状況の中で失敗したいものだ。
ただ、失敗した状況を常に見つめることによって、反省を心に留め続けるという効果もある。そういう失敗の証拠品を持ち続けているような人も中にはある。失敗もいろいろだ。