春の雪

この時期に雪が降ることは少しも珍しいことでは無いが、春分の日というところに多くの報道は食いついて、「春なのに真冬のような寒さと雪」という具合に喜んでいた。でも、本来はこれが春なのだ。春というのは、寒さがまさに底をついたところから始まり、次第に温かくなっていく局面を表す季節だったのだ。だから、月に当て嵌めれば凡そ2、3、4月のこと。とすれば、11、12、1月の冬よりはむしろ雪が多い季節と言えるだろう。