鉄塔、電柱

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高圧電線の鉄塔、電信柱、SimCityというゲームが流行った頃が懐かしい。街を作るには、真っ先に、少ない手元資金でも建設可能な石炭火力発電所を建てて、そこから電信柱を立てて電線を街に引っ張ってくる。電線が通じた場所でないと住宅が建たず、工場が出来ず、お店も開かない。やがて街が大きくなると、石炭火力の大気汚染によって住宅地を増やしたとしても人口増加が頭打ちになる。そこでコストがかかるが公害が少ない石油火力発電に建て替える。しかしこれも大気汚染になるということで原子力発電所を建設する。原発は高出力なので街中にあった公害源となる古い火力発電所を撤去できるが、長い年月の中でメルトダウンを起こすことがあり、街を破壊し長期間にわたって街を汚染する。場合によっては怪獣が海から訪れて原発を壊すこともある。こういう事の反省も含めて、風力発電太陽光発電を建設する。公害は無くなるが、一つ一つの設備は小出力なので土地がやたらと必要になり、そこら中が発電設備だらけになってしまう。ゲームとは言え、なかなか難しい。今、たけなわの自民党総裁選挙でも争点の一つはエネルギー政策のようだ。この問題のSimCityでの解は、バランスだったかなと思う。