ウメ

とても暖かい日になったので、撮り貯めた雪の写真を使うのには少々気が引ける。というわけで春っぽい写真。近所を散歩したときに、ウメの花が咲いているのを見た。松もいっしょに写り込んだりしてめでたい気分。
食べ物屋さんで松竹梅とくると松が一番高くて梅が一番リーズナブルというのが普通だが、帯広の豚丼の老舗「ぱんちょう」では松より梅が高い。何故かというと創業者の奥様の名前がウメさんだったからとか。注文した豚丼がテーブルに届けられるとき、お店の人が「蓋の裏に肉がくっ付いていることがありますから注意してください」ってなことを必ず言われる。いっそ蓋無しにすればいちいち言わなくてもよくなるだろうにとも思うが、蓋をかぶせて出すのがきっとこの店の大事な流儀なのだろう。近ごろはすっかり有名店になったのでもう何年も行ってないが、まだあのセリフは健在だろうか。
ところで、ウメといえば梅干、というように連想する人が多いと思う。梅干と聞いただけで口の中で唾液が分泌され食欲も沸いてくるという人もいるという。僕は梅干が嫌いだ。僕の長女も梅干が嫌い。でも、次女は梅干が大好き、妻も梅干が大好きだ。