茶畑

バレーボールのワールドカップ、陸上の世界選手権、チャンネルを行ったり来たりしながらのんびりと観戦している。各国の選手たちの鍛えられて引き締まった身体を見ると、ビール風を飲みながらうちわであおいでいる自分の弛んだ身体がなさけなくなる。
バレーボールは僕が子供の頃に全日本男子チームがミュンヘンオリンピックで優勝した。そのころからするとずいぶんルールが変わっている。サーブ権の奪い合いをするのが面白かったのだが、これは5セット目にだけのものになった。今回初めて知ったのは、テニスでやっているビデオ判定を要求できる「チャレンジ」という制度が加わったことだ。ただし、指定したプレーとは別のプレーが判定されてしまうという齟齬が出たりして、制度の未熟さが見られた。そういう点からすると、大相撲の物言いというのは良くできた制度だと思った。
陸上の方は北京のオリンピックスタジアムでやっているのだが、スタジアム内は日本の企業の広告だらけだ。こういう光景は1980年代頃は普通だったが、最近では珍しい気がする。ようやく景気が上向いてきたということか。早く僕の給料にも波及してほしいものだが、指定管理者制度の下では叶わぬことか。