アザミの花はチョウやハチに大人気だ。さぞや蜜がおいしいのだろう。しかし大変な強さの棘がたくさんある。子供の頃に藪を歩いていて何度気づかずにぶつかってしまったことか。そのときの脛や膝に走るビリッという強烈な痛みは、思い出すと震えてしまう。
こんな強烈なトゲトゲの花にはどんな花言葉が付けられているのだろうと思って検索してみたところ、「独立」「報復」「厳格」「触れないで」、西洋では「independence（独立）」「nobility of character（人格の高潔さ）」「austerity（厳格）」「misanthropy（人間嫌い）」などと出てきた。
報復、触れないで、人間嫌い、なかなか凄い言葉が並んだ。確かに棘に関しては、チョウやハチは全く気にしている様子が無い。人間だけが触れるのに苦労する。
スコットランドの国花がアザミだそうだ。この国（地方）は、先頃の国民投票で連合王国からの独立の是非を問い、僅差で独立とならなかった。国民には、多かれ少なかれアザミの花言葉的な心持ちがあるのだろう。
