麦草峠

昨日、「もう上の方は紅葉してるよ」という言葉を聞き、今日は良く晴れたので、単車で出かけてみた。
太平洋高気圧が張り出して気温が高くなり、甲府盆地では30℃にも届くほどの汗ばむ感じだ。これを表す良い言葉を知らないので「小夏日和」とでも言ってみようか。
清里を過ぎ野辺山に入ると、左やや後方の八ヶ岳は急峻な山肌が目立っていた。この辺りはずいぶん涼しく、余分に着て良かったと思った。小海から登り、麦草峠を目指した。2車線だが細い道を登っていくと日に照らされた紅葉が綺麗だった。ただ、ときどきカーブではみ出して走る車があって怖かった。平日だが車も単車も多かった。そして途中、渋滞になった。白駒池に行く人たちの車だ。駐車場にできた行列で、警備員さんも配置されていた。警備員さんに促されて右車線をゆっくり行き渋滞をやり過ごしてちょっとで麦草峠に着いた。もはやこの辺りでは紅葉も終わり、葉が落ちていた。ダケカンバが卓越し、その間に陰樹のモミがあった。林相が変わりつつあるということだろう。下りは一気に降り、南八ヶ岳の裾野を巻いて帰った。天気に恵まれ気分の良いツーリングだった。