夏の棚田

棚田は下の方から見上げると段差の石垣が見えて良い。しかし、写真手前の方の棚は花が植えられていたり荒地になっていたりしている。ここも元々は田圃だったのだろう。
僕はかつて農地を買って耕作しようと思ったことがあったが、農地法やら農業委員会やらいろいろなものが入り組んでいて障害となって立ちはだかり、購入に至ることができなかった。農家の子供が家業を継ぐことにはまったく障害は無いのだが、よそ者がその田や畑を継ぐ事はほぼ出来ない。日本の農家の多くは兼業農家だということだが、兼業農家としての小規模での新規参入は事実上不可能だと言える。こうして日本の農業は滅んでいく。