市民農園に出かけたら、通路に立派な蟻の巣があった。大通りも整備され、往来を大勢の体長3mmぐらいの茶色い蟻がせっせと行き交っていた。ちょっと出かけるつもりでカメラを持って行かなかったので、携帯電話で撮影。
こういうのを見ていると、つい人生を思ってしまうんだなあ。誰かに聞いたことだけど、今売れている本で、蟻社会を書いたものがあるという。蟻は3割ぐらいの数しか真面目に働いていないという。残りの7割はせわしく見えてフラフラしているだけだって。でもその7割が蟻社会にとって重要なんだと。書評を見たら、人間社会にも当てはまるっていうことを書いている人が多い。マイクロ脳とか言われる蟻と人間を単純に比べても意味無いと思うけど、気持ちとしては比べてみたくなるのはわかる。真面目に働いて真面目に過ごしていてもなんだか誤解されやすくて損している人もいるし、不真面目でテキトーなのにうまい具合に行っている人もいる。たまに失敗するとすごく悪者にされてしまう人もいれば、トラブルメーカーなのに尊敬を受けてる人もいる。
昨日、僕は48歳になった。干支は4周もした。蟻はこんなことイチイチ考えて無いんだろうなあ。