キヨスク

駅の売店が「KIOSK(キヨスク)」になったのは、僕が小学生の頃だった。調べてみると1973年ということだから、今から40年ほど前のことになる。更に、JR東日本エリアだけは、2007年から「キヨスク」でなく「キオスク」と読ませることに変更したのだということだ。この写真は甲府駅のKIOSKなので、キオスクと読むべきなのだろう。でも、僕が子供の頃にはまだキヨスクだったわけだ。
あらためて見てみると、僕が子供の頃のキヨスクに比べるとずいぶん大きくなった。あの頃は真ん中でおばちゃんが座面の高い椅子に座っていて、たいていの品物は客が手にとっておばちゃんの前の雑誌の上あたりにお金を置くと、おばちゃんがそれを掴んで代わりにお釣りを置くという感じであった。たまにちょっと珍しい物を頼むとおばちゃんは立ち上がって取るわけだが、ほぼ全ての商品はおばちゃんの手が届く場所に並んでいた。それに比べると広さは何倍にもなった。おばちゃんはキオスクの中をあっちへこっちへと動かないといけない。手だけでなく目が届かない場所もある。それでも人手が増えているわけではないので、労働集約がずいぶんと進められたわけだ。広くなれば商品点数も増えるだろうから覚えるのも大変だ。全国のKIOSKのおばちゃんおじちゃん、お疲れ様です。