ボーイング787

羽田空港に行くと、搭乗手続きをして荷物を預けてからは、手荷物検査を受ける前にてっぺんまで登って飛行機を見るのが我が家の恒例。今回もいつものように飛行機を見に行ったが、暑くて暑くて途中で退散宣言してしまった。次女は少々不満だったようだ。
短い見物時間の中でも、ボーイング787を何度か見た。鳴り物入りで登場したが、火を噴いたりしてしばらくの間飛ばなかったいわく付きの新型機種だ。バッテリーの問題が原因だったと言うことらしいが、今は飛んでいるということは、きっと何とかなったということだろう。
バッテリー(:電池)には昔からいろいろ悩まされる。例えば天体写真を撮るためのカメラを選ぶには、シャッターをバルブにした際に電池を食わないタイプのボディを買わなければならなかった。最初から天体写真を想定してカメラを買うならばよかったわけで、僕はそのためにNikonを買った。でも、ベストセラーだった「Canon AE-1」を持っていた人が天体写真を撮ることになると、いつも特殊な形(つまり値が高い)の電池の予備を持っていた。アサペンの6×7を持っている人は電池が無くても使えるようにシャッターを改造している人が多かった。カメラの電池問題はクリアしていた僕だったが、赤道議のモータードライブ用の電池を買い忘れていたことが何度かあった。
ノート型のパソコンが出始めた頃、僕はEPSONのPC286noteFという機種を買い、カッコつけて出張に持って出たりしていた。でも電池はさっさとなくなるし、充電には10時間もかかるので、実のところ不便だった。ビジネスホテルに入ってからすぐに充電しても足りないし、しかもホテルでパソコンを使ってしまうと次の日にあまり使えなかった。そしてバッテリーのせいで重いし、付け替え用のバッテリーを買ったら1万円ぐらいもした。結局は不便さと重さに負けて次第に持ち歩かなくなった。
電池関連の事故といえば、僕が職場のLANの担当だった頃にUPSのバッテリーが膨らんでしまったことがった。電池を交換するはずの時期なのに膨らんだ電池が取れなくなってしまった。あのときも驚いたが、今思うと火を噴いたりしなくて良かったとつくづく感じる。
電池ってものに画期的なすごい発明が早く出て欲しい。